ASEANフォーカス 2024年 東南アジアの食品・飲料関連で最も読まれた記事トップ10

濃縮された一杯：Nestleはベトナムの簡便トレンドに乗り、ネスカフェの新製品を発売Nestle Vietnamは、手軽な飲料に対する需要の高まりに狙いをつけ、すぐに提供できる濃縮液体ネスカフェの成長を目指している。

表示の変革：タイ、新しい栄養表示とヘルスクレームのルールに科学と安全性を強調タイは今年初め、食品業界向けの新しい栄養表示政策を実施し、当局は包装上の健康強調 表示についても、より厳しい「科学的根拠に基づく」ガイドラインを発表した。

パーム油トレードシフト：英国のCPTPP加盟承認でマレーシアが大いなる勝者となる 可能性大英国は2年間の交渉の末、2023年7月にアジア太平洋地域における 経済連携協定（CPTPP）への加盟に成功、すべての既存加盟国の承認を得た。

英国のCPTPP加盟により、同協定の一環としてマレーシア産パーム油の英国へのゼロ関税輸出に道が開かれ、近い将来マレーシア産パーム油セクターが活性化する可能性が高い。

大幅増税：ベトナム、段階的な酒税100％増税と砂糖入り飲料の10％増税を提案ベトナム政府は、過剰消費を抑制し、国民所得を増加させるために、アルコール飲料の物品税を2030年までに100%、砂糖入り飲料の消費税を10%に段階的に引き上げることを提案する新しい規則を起草した。

甘くない赤ちゃん食：フィリピン議会が幼児向け食品への砂糖添加を禁止する可能性フィリピン政府のメンバーは、3歳以下の幼児向け食品の原材料としてメーカーが添加糖類を使用することを正式に禁止する規制を求めている。

「最近のデータでは、フィリピンの若年層は肥満のリスクが高いことが判明している。これは、エネルギー密度が高く栄養価の低い食品を消費しているためで、都市化の進展と所得の増加によってさらに悪化している」と、Imee R. Marcos上院議員は今年初め、上院で法案を審議した際に強調した。

「明確な方向性」が必要：タイ、植物由来製品に特定の動物関連用語を禁止する新たな代替タンパク質政策を立案「現在、代替タンパク質製品は消費者の間で人気を博しており、関連製品が数多く市場に出回っているが、タイにおけるこれら製品の安全面の管理・監督については、まだ明確な方向性がない」とタイFDAは公式声明で述べている。

「我々はタイにおける代替タンパク質製品の現在の生産と輸入の調査に着手し、タイの規制と基準の策定に (この知識を適用するために) 関連する規制を研究している」

APACの調整：Coca-Cola Europacificはフィリピンでの買収とインドネシアの再編で 成長加速へCoca-Cola Europacific（CCEP）は、フィリピンにおける買収とインドネシアでのポート

フォリオの再編が、アジア太平洋地域における今後の成長を活かす上で有利に働くと強調した。

同社は今年初め、2023年度通期決算を発表し、売上高は前年比8％増の183億ユーロ（199億米ドル）、税引後利益は前年比11.5％増の17億ユーロ（18.4億米ドル）となった。

このうち、オーストラリア・太平洋・インドネシア（API）地域は、売上高が前年同期比5％増の37億5,000万ユーロ（40億7,000万米ドル）、営業利益が同10.5％増の4億9,700万ユーロ（5億3,930万米ドル）となり、インドネシアで大規模なポートフォリオ再編を実施し、フィリピンで大型買収を完了したにもかかわらず、力強い成長を実証した。

大豆を信じる：Yeo’s社とNutriSoy社は、栄養強化のイノベーションでシンガポール の豆乳人気を高めようとしているシンガポールの飲料大手であるYeo’s社とF&NのNutriSoyは、消費者の健康志向の高まりを受けて、強化豆乳の新機軸を打ち出した。

これはまた、豆乳ブランドがポートフォリオの拡大に定期的に投資し続ける強力な原動力として浮上しており、過去6ヶ月の間に、このイノベーションの焦点は、シンガポールにおいて、以前の糖分削減から強化へと移行している。

ラガーの飛躍：Carlsberg Malaysia、より多くのビールユーザーを獲得するため1664 Brutを新発売Carlsberg Malaysia は、新しいラガーの提供により、1664プレミアムビールのポート フォリオを拡大し、この新しいカテゴリーへのASEAN初の進出により、より広い消費者層にアピールすることを期待している。

リーチを広げる試みとして、新しい1664 Brutラガービールを市場に導入し、小売と外食の両方で発売するというマルチフォーマット・アプローチをとっている。

スナックのトレンドを紐解く：ホリスティック ウェルネスとプロテインが東南アジアの　イノベーションを牽引今年初めに発表された市場分析レポートによると、プロテインとプレミアムスナック分野は年間成長率が50％を超え、ホリスティック ウェルネスがイノベーションの最大の 原動力となっている。

この調査結果は、2024年4月時点のデータに基づいており、市場調査会社のAi Paletteがまとめたレポート「スナックのトレンドを解き明かす: スナックを食べる動機付けとなるものは何か?」に基づいている。

同レポートは、ホリスティック ウェルネス、プロテイン重視、持続可能性、プレミアムな贅沢感、利便性、低糖または無糖の需要という6つのトレンドドライバーを挙げている。